姿勢・猫背について

当院では姿勢の調整も行っております。姿勢の調整を行うことで症状の改善が早くなったり良い状態を維持できるようになるからです。
良い姿勢を作り上げることは整体療法において健康的な体づくりの一つの目的でもあります。

良い姿勢とは

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良い姿勢とは体を横から見て「耳の穴→肩の中心→股関節→膝関節の中央→くるぶし」を結んだ線が地面に対して垂直な状態を言います。背骨が適切なS字湾曲を描き、背骨の上にバランス良く頭が乗っている状態が理想的です。
骨格のバランスで体を支えている状態なので最小限の筋力で支えるので疲れにくいのです。
良い姿勢をつくるには腹筋と背筋のバランスが大切です。どちらも強すぎても弱すぎてもよい姿勢を維持できません。
とくに腹筋が弱くなり体を支えられない状態になりやすいです。(ここでの腹筋とは腹直筋だけでなく深部のいわゆるインナーマッスルも含まれます)

姿勢が悪くなると

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姿勢が悪くなると猫背になりますので頭が前に傾きます。それをささえるために首や肩にすごい負担がかかるので肩こりや頭痛の原因になります。頭が前に傾くと腰で重心のバランスをとるので腰に負担がかかり腰痛の原因になります。
お腹も圧迫されるので内臓の機能も低下します。さらに負担がかかり疲労がたまると体を捻じってかばおうとするので歪みがひどくなったり側弯症の原因となります。
疲れやすい、なんか元気が出ない、調子が悪いなどの症状をお持ちの方は姿勢を改善していくことで改善される場合があります。

良い姿勢を維持するために必要なこと

・よくない姿勢に気付くこと
・筋肉や関節に疲れを貯めないこと
・骨盤や背骨が安定してること
・お腹でしっかり体を支えられていいること
・体をささえる体幹の筋肉がしっかりしていること
その他にもあると思いますが、全部ご自身でやるのはなかなか難しいかと思います。

そして、ただ固い状態の方が胸だけ張ろうとすると背中がすごく疲れます。バランスも悪いと自分ではまっすぐにしているつもりでもいつの間にか傾いていきます。

当院では姿勢でお悩みの方にも段階的によい姿勢がとれるようにしていきます。姿勢がよくなると見た目もキレイになりますし
なんか自信がわいてくるような気持にもなります。健康な体づくりには大切なのです。

当院でのアプローチの例

良い姿勢がわからない

姿勢が悪いのは分るがどうしていいかわからない方が多いです。体の構造を理解する必要があります。そして良い姿勢を体に覚えこませる作業が必要です。
自然に良い姿勢がとれるように当院では筋肉、骨格の調整、体幹の強化など順番に整えていきます。少し時間がかかりますがちゃんと良い姿勢をとれるようになっていきます。
良い姿勢が作れるようになると体のラインがキレイになりますので見た目の印象も変わっていきますのでとくに女性にオススメしています。

良い姿勢を維持できない

維持できないのは今までの良くない習慣が身についている場合や体幹を支える筋力が弱い場合などがあます。良い姿勢にしなくっちゃと背中の筋肉だけで無理やり伸ばしてもすぐ疲れてしまって維持できないのです。
体のバランスを整え背骨の柔軟性を高めていき、体の中心軸をつくり体幹を強化していけば大丈夫です。やみくもに腹筋のトレーニングを行う方がいますがそれだけでは姿勢は良くなりません。
段階的に身に着けていくことが必要です。そして自分だけでなく周りからのチェックを受けることをオススメします。

仕事の姿勢で猫背になってしまう

デスクワークやPCでの作業など仕事での姿勢で猫背になってしまうのはしょうがないです。大事なのは仕事以外では良い姿勢に戻せることです。
猫背が身についてしまうと仕事が終わって帰りの電車などでもスマホを見たりして猫背になってしまってよい姿勢ができなくなってしまいます。
それには姿勢をリセットさせる習慣が大切です。ちょっと背筋を伸ばしたり肩や腰を回すだけでも変わっていきます。良い姿勢をしっかり身に着けていきましょう。

猫背で胸が張れない

この場合肩や背中だけでなく胸の筋肉がカチカチに固くなっている場合が多いです。猫背が習慣になってしまって気が付かないことが多いです。特に女性に多いです。近年ではスマホなど長時間見ている人が多くなり猫背の方が増加傾向にあります。
猫背だと呼吸も浅くなるので健康にも良くないです。肩、首、背中、胸、肋骨周囲の筋肉を緩めていくことが必要です。背骨や肋骨の調整で可動域を上げていくと胸が張れてよい姿勢ができるようになります。
呼吸深くなっていくので深呼吸がやりやすくなっていきます。

猫背がひどく、みぞおちのあたりが苦しくなる

この場合、腹筋の力が弱くなったうえに横隔膜が固くなっている場合が多いです。年配の方に多くみられます。体がうまく起こせない状態で胃がつっかえる感じになってしまいます。
内臓的にも非常に良くない状態です。すぐにはこの状態にはならないものですが気が付かないことが多いのでお気を付けください。背骨をゆっくりと伸ばして横隔膜をゆるめていくとよくなっていきます。当院では施術以外でもお家での軽い体操なども指導もさせていただいております。

カバンなどいつも同じ側でかけてしまう

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カバンやバックなどを肩のかける場合、同じ側の肩ばかりにかけていると体が傾くクセがつきます。そして肩甲骨や骨盤が歪んで体の不調の原因になります。傾くクセがついてしまうとカバンやバックがずり落ちてしまうので余計に同じ側でかけてしまいます。
毎日のことなのでドンドン歪んでいきます。多少持ちにくくてもたまに反対でもかけることをオススメしています。改善しにくい場合は骨格の歪みを調整していくとバランスがよくなって改善していきます。

すぐ足を組みたくなる

この場合も骨盤の歪みです。骨盤が歪んで傾いているのでまっすぐにしていると疲れてしまうのです。しんどくなって体を捻じりたくなってしまうので足を組んでしまうのです。
足を組まない普通の状態でいられないということが問題なのです。足を組む習慣があると足への血流が悪くなるので足の冷えやむくみの原因になります。当院では骨盤や股関節の調整を行うことで改善していきます。骨盤のバランスがよくなっていくと自然と足を組まなくなっていきます。

他にも例がたくさんあります。上記以外のの症状でもお気軽にご相談ください。

症例

所沢市 Wさん 男性 62歳
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施術前
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施術後
腰や背中の痛みで来院されたWさん。姿勢をチェックすると姿勢が維持できず前からくの字のようにかたむいてました。とくに腸腰筋の張りが強くしっかり緩めたところ姿勢が改善されました。痛みも4回ほどでほとんどよくなり、いまではスポーツジムの通えるほどになりました。