内臓の症状
すべてではありませんが整体施術の内臓調整によって内臓の症状も改善していく例があります。原因が不明な場合やストレスや体質、疲労などの原因の場合、薬の効果がいま一つ得られないような場合に効果を発揮します。
整体療法での内臓のアプローチの考え方
内臓も構造は筋肉なのです。毎日働いているし、疲れもします。なので機能が落ちると固くなったり動きが悪くなります。それが積み重なるといろいろな症状の原因になります。
それを柔らかくしたり位置を調整したりして機能を回復させていきます。お腹には体中の血液の半分以上がお腹にあります。なので全身の血流を改善して体の回復力をあげていくには内臓の調整が必要になります。
整体施術での内臓調整での改善例
胃のもたれ、吐き気、むかつき、食欲不振
食べ過ぎ、飲みすぎ、ストレスなど原因は様々ですがよく相談される症状です。薬を飲むほうが早いかもしれませんが慢性化であったり治りきらない場合は胃腸の調整をしていくと改善していく場合があります。
背中の胃の反応点などを緩めるていくとラクになっていきます。
逆流性食道炎
近年、増加傾向にある症状です。胃酸を多く含む胃内容物が食道内に逆流し、胸やけなどの症状をおこす症状です。そのほかに嚥下障害や胃酸が上がってくるなどの症状があります。
胃カメラの検査などで食道にびらんや潰瘍が確認される場合がありますが検査などで異常が認められないものもあります。食道粘膜が胃酸に対して過敏な場合が起こりやすいです。
胃の位置が上がっていることが多く、整体療法では横隔膜と胃の調整をしていくと改善していきます。
慢性の気管支炎、喘息
気管支炎や喘息の症状で常に咳がでるのもつらいです。慢性症になると常に吸引薬を持ち歩いている方もいらっしゃって大変です。肺の慢性症状は整体施術では肋骨や背中を緩めます。
だいたい肋骨が固くなっているので緩めて肋骨の動きが良くなるとラクになっていきます。ひどい肩こりの方でも通常の施術に肋骨の施術を加えるとすごくよくなっていきます。
便秘
便秘はおもに大腸の問題ですがストレス性のものや腰からの影響で発症することがあります。骨盤の調整やお腹の左下のS字結腸付近をほぐしていくと改善していきます。
その他婦人科疾患や冷え性、姿勢不良などの生活習慣などが原因の場合があります。原因となっているものも改善させていくともっと良くなっていきます。
冷え性
足が冷える方や低体温になってしまう方もいらっしゃいます。足だけを温めるよりお腹を温めたり内臓の調整をしていくほうが効果的です。なのでとくに下腹部や鼠径部を緩めて足への血液やリンパ液の循環を促進させます。
○以上はほんの一例です。他にも改善例がありますが婦人科疾患の影響であったり自律神経系の症状と関連があったりしますが病的なものや重度の症状の場合は病院での診察をオススメします。
〇内臓を緩めると副交感神経が活発になり体全体がリラックスしてゆるんでいきます。そして体が回復へと向かおうとするのでいろいろな症状が改善していきます。体の血液の半分以上はお腹にありますのでお腹の循環がよくなると体全体の血液の循環がよくなっていきます。
○病院の薬や痛み止めなどを服用しても思ったより効果が得られない場合、 内臓の消化吸収の働きが低下している場合があります。効かないのでさらに強い薬を処方されることもあります。
でも強い薬は体への負担が大きくなります。この場合も内臓調整で内臓の機能を上げて いくと薬の効果が得られやすくなります。薬がいいとか悪いとかの前に「薬が効く体をつくる」ということも大切です。