スポーツ障害について

近年、大人から子供までスポーツをされる方が増えていますのでスポーツ障害で来院される方も多いです。子供さんから定年後の中高年の方まで幅広いです。
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ここでの「スポーツ障害」とは骨折、脱臼、捻挫、外傷などではなく主に筋肉や関節の痛みや不具合、違和感など慢性的な症状のことです。
骨折、脱臼、捻挫、外傷などの明らかなケガの場合は当院では不適応となりますので病院や接骨院での治療をオススメしています。

スポーツ障害の主な原因

オーバーワーク(やりすぎ)

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スポーツでの症状はほぼオーバーワーク(やりすぎ)によるものが多いです。今までほとんど運動していなかった方がいきなり上級の方と同じような練習メニューで練習したり痛みや違和感があるのに無理して行ってしまう場合が多いです。
何かとケガをするとか今一つ実力が出ない、やる気があるのに気力が続かないなどの場合まず必要なことは「休むこと」なのです。
でも休まない方が多いので悪化させてしまったり症状を長引かせてしまう場合が多いのです。スポーツアスリートの方や試合が近いなどの状況で休めない状況の方などは疲労回復調整で体調を整えていく必要があります100%の実力を発揮できるように調整していきましょう。

体幹が弱い

最近は体幹トレーニングをとりいれる方やトレーナーが増えましてご存じの方も多いと思いますが、体幹が弱いと重心が不安定になりますので足を捻ったり、転んだりしてケガの原因になります。
特に骨格と重心のバランス調整が大切になります。体幹の強化をするということは体に軸をつくるということです。軸ができると体のバランスがよくなり重心のコントロールができるようになりますので動作も俊敏になります。
ケガをしにくい体づくりにはまず体幹の筋肉の強化が必要です。

オスグッド(成長痛)

オスグッドは成長痛とも呼ばれ成長の過程で骨の成長に筋肉や靭帯が追い付かず痛む症状です。おもに膝に現れます。腫れたり炎症がある場合が動かないように固定したり冷やしたりすることが必要なのでまず医師の診察を受けてください。
医師によっては「成長すればよくなるから運動はやめてほっときなさい」などと言う先生もいて、運動をあきらめてしまうお子さんもいらっしゃいますが筋肉、関節の調整を行っていくと痛みが軽減されるので運動が続けられるようになります。
痛みがあるうちは無理はしないようにしてください。

足底腱膜炎

足の裏がやたら痛くなる症状でひどいと歩けなくなってしまう場合もあります。剣道などの踏み込みで痛める方がいらっしゃいます。靴を履いていても脚の着地の仕方で起こることもあります。
足底腱膜炎の場合、足底の腱膜の調整だけでなくふくらはぎの調整、重心バランス調整も行っていくと良くなっていきます。

 

当院でのアプローチの例

スポーツ障害の場合、施術は他の症状と同じような施術になりますが原因が練習の方法やフォームの問題であったりすると施術だけではすぐ戻ってしまうことが多いので体幹のバランスや弱い筋肉の強化などもアドバイスさせていただいてます。

マラソン中に足が痛くなる

マラソンは根強い人気でランナーに方は多いです。手軽にできるから始めやすいですね。マラソンで足を痛める方は足首だけでなく膝や股関節も痛める場合があります。
多いのが頑張りすぎて無理をしてしまうことが多いです。そしてランニングのフォームができていないと痛めやすいです。自己流のフォーム方が多いです。
とくにフルマラソンの大会を目指すなら1度でもアドバイスを頂けるような方に見てもらうことをオススメします。当院では疲労の調整と膝や足首、股関節の調整を行い、フォームや足の運びなどのアドバイスをさせていただいております。

ボーリングで股関節が痛くなる

ボーリングも手軽にできるスポーツなので年配の方々のも人気のスポーツです。ボールを投げる時に踏ん張る側の足に負担がかかることが多く、股関節が耐えきれないことが多いです。
右手で投げる場合左の股関節に非常に負担がかかり、骨盤もひどく傾きます。たまに遊びの延長で行うぐらいならさほど問題ありませんが練習で何ゲームもプレイすると痛める場合があります。
いきなり10ゲームプレイして立てなくなった方が以前いらっしゃいました。慢性的に痛めてしまうと楽しめなくなってしまいます。この場合股関節の調整と股関節の周りの筋肉強化が必要になってきます。

バレーボールでジャンプをすると腰が痛い

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当院には学校のバレーボール部の顧問をされている先生とご縁があり、バレーボールの選手を見させていただくことが多いです。中高生の場合基本的な筋力が出来上がってない場合が多いです。
筋力がないうえにアタックやサーブなどで体を反らせる姿勢が多いと腰や肩を痛めてしまいます。普段からストレッチを行ってないことも多く、体が固い選手が痛めやすいです。
近年では部活の在り方が昔と変わってきていますがどうしてもオーバーワークになってしまうことが多いようです。当院ではまず体の疲労を改善していきます。普段からのストレッチなどもアドバイスさせていただいております。ます。

ゴルフのときに腰がうまく回転しない

ゴルフは体の回転の負荷が非常にかかるスポーツです。常に同じ方向にスイングするのでバランスが崩れていきます。腰や首、膝など痛める部位も様々です。なによりもプレイ前後の準備体操や整理体操を行わない方が多いので痛める原因となっています。
ゴルフは繊細なスポーツなので体の不調やバランスでスコアがかわってきます。腰の動きだけでなく体全体をしなやかなムチのように使えるかただづくりをオススメしています。
当院では骨盤や股関節の動きの改善と体幹の軸のバランスの改善なども行います。

テニス肘で肘が痛む

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テニスも全身を使うスポーツなので肘だけではないのですがテニス肘を相談されることが多いです。ひどい場合は固定の必要があります。
なかなかよくならないテニス肘は肘だけでなく肩や首、骨盤、股関節などの関係なさそうな部位が原因の場合もあります。当院は肘の関節調整を中心に肩のバランスや手首の調整も行っていきます。

他にも例がたくさんあります。上記以外のの症状でもお気軽にご相談ください。

院長より

私もスポーツクラブに行ってたりするのでいろいろな方を見ることが多いのですがまず運動前後の準備体操やストレッチを行わない方が多いです。
ハードに体を動かしてそのまま帰る方もよくみかけます。あれでは痛めて当然だよなーって思ってしまいます。あと体のフォームであったりクセだったり自分では気が付かないところで負担をかけてしまっている場合が多いです。
鏡を使ったりどなたかに見てもらうこともオススメします。ちょっとした習慣でケガを予防できます。いつまでも好きなスポーツを楽しんでいただけたらとおもいます。

・「痛みが激しい」「夜、寝て痛む」「痛みが増していく」「骨が痛い」などの場合、病院での精密な検査をオススメしています。